「金利が高すぎる」と答えた人は24%|日銀のアンケートを家計の目線で読みました
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こんにちは、ちかです。私は投資のプロではないので、今回も公表された資料に書いてあることを順番に読むだけにしますね。
先に結論を書きますね。日本銀行が2026年7月16日に公表した「生活意識に関するアンケート調査」で、今の金利を「高すぎる」と答えた人は24.0%でした。3か月前は22.0%、半年前は19.4%。「高すぎる」から「低すぎる」を引いた金利水準D.I.は▲9.3で、この質問が始まった2006年から数えて一番高い数字です。
金利の話はニュースで聞いても、家計のどこに関係するのかがつかみにくいですよね。私もそうでした。今回は、この調査の数字を家計簿の横に置いて読んでみます。

このアンケートは、どんな調査なんですか?
全国の20歳以上の人に、景気や暮らし向き、物価をどう感じているかを聞く調査です。日本銀行のホームページに資料が載っていて、だれでも読めます。
今回の2026年6月調査の概要は、次のとおりでした。
| 項目 | 中身 | 読むときのポイント |
|---|---|---|
| 調査の期間 | 2026年5月7日〜6月9日 | 7月16日に公表 |
| 聞いた人数 | 4,000人(回答は2,031人) | 回答率は50.8% |
| 聞き方 | 郵送(ネット回答も選べる) | 専門家ではなく生活者の感じ方 |
資料の中でも、この調査は生活者の意識をおおまかにつかむ世論調査の一種だと説明されています。経済の統計というより「みんなはどう感じているか」の記録ですね。
金利を「高すぎる」と感じる人は、どれくらい増えた?
半年で4.6ポイント増えました。金利水準について聞いた質問の答えを、3回分並べてみます。
| 調査した月 | 高すぎる | 適当な水準 | 低すぎる | 金利水準D.I. |
|---|---|---|---|---|
| 2025年12月 | 19.4% | 35.8% | 42.4% | ▲23.0 |
| 2026年3月 | 22.0% | 37.6% | 38.3% | ▲16.3 |
| 2026年6月 | 24.0% | 40.8% | 33.3% | ▲9.3 |
「低すぎる」と答える人がまだ一番多いのかと思ったら、6月調査ではいちばん多いのが「適当な水準」の40.8%でした。半年前は「低すぎる」が42.4%で一番多かったので、順番が入れ替わっています。

金利水準D.I.の▲9.3は、何を表している?
「高すぎる」の割合から「低すぎる」の割合を引いた数字です。6月なら24.0−33.3で▲9.3。マイナスということは、「低すぎる」と感じる人のほうがまだ多い、という意味になります。
資料の注には、この数字のピークが▲9.3(2026年6月)、ボトムが▲58.0(2016年3月)と書かれています。2016年3月は、日本銀行がマイナス金利を始めた直後の時期です。10年で、マイナス幅が6分の1くらいまで縮んだことになりますね。
ただ、これは「金利が上がって困っている人が増えた」とそのまま読める数字ではありません。預ける側の人は低すぎると感じ、借りる側の人は高すぎると感じる。同じ金利でも、家計の立場で見え方が逆になります。
物価と為替のつながりも見ておく
金利と並んで家計に響くのが物価です。物価の指標と円の関係は物価の指標と為替の関係を読んだ記事に、FXに入れるお金の決め方は主婦がFXで失敗しないための家計ルールにまとめています。
暮らし向きと物価は、どう感じられている?
同じ調査で、暮らし向きに「ゆとりがなくなってきた」と答えた人は55.0%、「ゆとりが出てきた」は4.8%でした。差し引いた暮らし向きD.I.は▲50.2で、3月の▲47.6より悪くなっています。
物価については、1年前と比べて何%くらい変わったと思うかという質問があります。答えの中央値は+10.0%、平均値は+16.5%でした。1年後の物価も、中央値で+10.0%上がると見ている人が真ん中にいます。

スーパーのレジで「先月より高いな」と感じる、あの感覚が数字になっている感じですね。物価が上がっていると感じる人が多いなかで、金利も上がってきた。そう読むと、「高すぎる」が増えた理由の一部が見えてくる気がします。
家計で金利が関係するのは、どこ?
わが家で考えてみると、関係するのは3つの場所でした。
- 借りているお金:住宅ローンや車のローン。特に、金利が見直されるタイプのローン
- 預けているお金:普通預金や定期預金の利息
- FXの口座:通貨ごとの金利の差から生まれるスワップポイント

3つ目のFXは、円の金利が上がると、円と外国の通貨の金利の差が変わります。スワップポイントの額は会社ごとに違い、日々変わるので、ここでは数字は書きません。買いと売りのどちら側で持っているかで、受け取りにも支払いにもなることだけ、覚えておくといいですね。
よくある質問
次の調査はいつ公表されますか?
この調査は年4回行われていて、2026年6月調査の次の回は10月に公表される予定です。日付は日本銀行のホームページの公表予定でご確認ください。
金利水準D.I.がプラスになったら、どういう意味ですか?
「高すぎる」と答える人が「低すぎる」と答える人より多くなった、という意味です。2006年に質問が始まってから、まだ一度もプラスにはなっていません。
この数字を見て、FXの取引を変えたほうがいいですか?
この調査は生活者の感じ方の記録で、相場の予想ではありません。取引を決める材料にするのではなく、家計の中で金利がどこに関係するかを見直すきっかけにするくらいがちょうどいいと私は思っています。
まとめ|金利の感じ方は、家計の立場で変わる
2026年6月調査で、金利を「高すぎる」と答えた人は24.0%。金利水準D.I.は▲9.3で、2006年からの調査で一番高くなりました。それでも「低すぎる」と感じる人はまだ33.3%いて、借りる側と預ける側で見え方は逆になります。
数字は公式で、どこに関係するかは自分の家計で。あせらず、自分のペースで見直していきましょうね。
本ページは2026年10月8日時点で日本銀行が公表している「生活意識に関するアンケート調査(第106回・2026年6月調査)」をもとにした情報提供で、特定の金融商品の利用を推奨するものではありません。調査は生活者の意識をたずねたもので、将来の金利や為替を示すものではありません。FX(外国為替証拠金取引)は元本や利益が保証された金融商品ではなく、為替相場の変動により預けた証拠金を超える損失が生じるおそれがあります。最新の内容は公式の資料でご確認ください。
出典:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第106回<2026年6月調査>の結果)」(2026年10月8日確認)