10年国債の利率3.1%と利回り3.101%は別の数字|入札結果を家計の目線で読みました
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こんにちは、ちかです。私は投資のプロではないので、今回も財務省のページに書いてあることを順番に読むだけにしますね。
先に結論です。財務省が10月6日に入札した10年の国債(第384回)は、表面利率が年3.1%、入札で決まった平均の利回りは3.101%でした。ここで私がつまずいたのは「利率」と「利回り」が別の行にあること。7月から9月に売られた1つ前の国債(第383回)は、3回とも利率2.7%のままなのに、利回りは2.729%、2.840%、2.995%と毎月変わっていたんです。
住宅ローンの金利や、FXの金利差のニュースで「日本の長期金利」という言葉を聞くたびに、何の数字なのか分からないままでした。今回は入札結果のページを4回分並べて、2つの数字の違いを家計の目線で整理します。
10月6日の10年国債は、何が決まったの?
財務省の入札結果のページには、表面利率・発行日・償還期限・応募額などが番号つきで並んでいます(財務省「10年利付国債(第384回)の入札結果」)。主なところだけ書き写しました。
| 項目 | 第384回(10月6日入札) |
|---|---|
| 表面利率 | 年3.1% |
| 発行日/償還期限 | 2026年10月7日/2036年9月20日 |
| 応募額/募入決定額 | 7兆4,011億円/1兆9,661億円 |
| 募入平均価格(平均利回り) | 99円99銭(3.101%) |
応募は買える量の3.7倍ほど集まっていました。平均価格の99円99銭は、額面100円あたりの値段です。100円にほぼ近いので、利率3.1%と利回り3.101%もほとんど同じ数字になっています。

「表面利率」と「利回り」は、どう違うの?
表面利率は、額面100円に対して毎年いくらの利子を払うかという約束です。発行のときに決まり、10年間変わりません。利回りは、その国債をいくらで買ったかまで含めて「1年あたり何%の得になるか」を表した数字。だから、買う値段が変われば利回りも変わります。
- 表面利率は利子の約束。発行時に決まり、満期まで同じ
- 価格は入札や市場で決まる、額面100円あたりの値段
- 利回りは、買った値段と利子と満期の100円をまとめて、1年あたりに直した数字
普段のお買い物でいうと、表面利率は「1年ごとにもらえるポイントの数」、価格は「そのお店で払う値段」に近い感覚です。同じポイント数でも、安く買えた人のほうがお得の割合は大きくなりますよね。

同じ利率2.7%なのに、利回りが毎月違ったのはなぜ?
第383回の10年国債は、7月・8月・9月の3回に分けて売られました。同じ銘柄を追加で発行しているので、利率は3回とも2.7%で、償還期限も2036年6月20日で同じです。違ったのは値段でした。
| 入札日 | 表面利率 | 平均価格 | 平均利回り |
|---|---|---|---|
| 2026年7月2日 | 2.7% | 99円77銭 | 2.729% |
| 8月4日 | 2.7% | 98円92銭 | 2.840% |
| 9月1日 | 2.7% | 97円76銭 | 2.995% |
| 10月6日(第384回) | 3.1% | 99円99銭 | 3.101% |
9月に97円76銭で買った人も、満期には100円が戻り、毎年2.7円ずつ利子を受け取る約束は同じです。100円より2円24銭安く買えた分が上乗せされて、利回りは2.995%になりました。値段が下がると利回りは上がる——この関係が、表にそのまま出ています。そして10月の新しい国債は、そのころの利回りに近い3.1%を利率にして、100円に近い値段で売り出されました。

家計やFXのニュースとは、どうつながるの?
ニュースの「長期金利」は、10年国債の利回りのことを指す場合が多いです。財務省のページの一番下には、個人向け国債(変動10年)の基準金利になる利回りとして3.10%も載っていました。ここが家計と国債が近づく場所だと感じています。
住宅ローンの固定金利も、長期の金利の動きを参考に各銀行が決めると言われます。ただ、実際の金利は銀行ごと・時期ごとに違うので、私は自分の数字は銀行の公式ページで確かめるようにしていますね。FXでは、日本と海外の金利の差がスワップポイントのもとになりますが、為替の値動きのほうがずっと大きくなることもあります。金利が上がったから円高、と1本の線では決まりません。

よくある質問
国債の入札結果は、どこで見られますか?
財務省のホームページの「入札カレンダー」から、入札日ごとの結果のページを開けます。表面利率・価格・利回りが番号つきで並んでいて、思っていたより短いページでした。
利回りが上がると、すでに持っている国債はどうなりますか?
持っている国債の利子の約束は変わりません。ただ、途中で売るときの値段は下がる方向に動きやすくなります。満期まで持つか途中で売るかで、受け止め方が変わるところですね。
表面利率が高い国債を選べば得ですか?
利率だけでは決められません。買う値段によって利回りは変わるので、比べるなら利回りのほう。私は数字の意味を知るために読んでいるだけで、どれを買うかを決める材料にはしていません。
まとめ|利率は約束、利回りは買った値段で決まる
10月6日の10年国債(第384回)は表面利率3.1%、平均利回り3.101%でした。1つ前の第383回は利率2.7%のまま、7月の2.729%から9月の2.995%へ利回りだけが上がり、そのとき値段は99円77銭から97円76銭へ下がっています。表面利率は発行のときの約束で、利回りは買う値段で動く数字です。
数字は財務省の公式ページで、読み方は自分の家計に置きかえて。あせらず、自分のペースで見ていきましょうね。
本ページは2026年10月23日時点で財務省が公表している10年利付国債(第383回・第384回)の入札結果をもとにした情報提供で、特定の金融商品の利用を推奨するものではありません。国債の価格や利回りは日々変わり、過去の入札結果は将来の金利や為替を示すものではありません。住宅ローンの金利は金融機関ごと・時期ごとに異なります。FX(外国為替証拠金取引)は元本や利益が保証された金融商品ではなく、為替相場の変動により預けた証拠金を超える損失が生じるおそれがあります。最新の内容は公式の資料でご確認ください。
出典:財務省「10年利付国債(第384回)の入札結果」/7月2日・8月4日・9月1日の第383回入札結果(2026年10月23日確認)